漫画村から始まったブロッキング問題はまだまだ続く
2019/07/08
世間では漫画村が閉鎖されたことで、すっかり話題から消えましたが、どうやらこれをきっかけに始まった、特定サイトのブロッキング法制化議論はまだまだ収まってないようです。
特定のサイトをインターネットからアクセス不能にして締め出すブロッキング。
これを合法化してインターネットをコントロール下に置きたい勢力と、阻止してインターネットの自由を守りたい勢力が、いまだ激しく戦っている様子。
下記の「インターネット上の海賊版対策に関する検討会議」の議事録がとても熱い。
村井座長「事務局が強引に法制化を進めるというのは邪推。報告をしたくないというなら、あなたはなぜここに来たんですか。会議を開催するのに、どれだけコストがかかっていると思うんです?」
森委員「我々の使命は、報告書をまとめることじゃなく、国民のためにいいと思うことを考えて、行動することのはず。いい報告書だと思えば出すし、悪いと思えば出さない。村井先生こそ、なぜ、まとめを出さなきゃいけないと思うのですか」
激論の末、押し切ったのは森委員だった。村井座長は議事録のみを公表し、検討会としては「とりまとめ」も「審議状況の報告」も一切の報告はしないとして、検討会を無期延期とした。前代未聞の幕引きとなった。
最後はどっちに転ぶかはわかりませんが、私としてはやはりブロッキングは違法であってほしいなぁと思いますね。これを認めて拡大解釈されると某お隣の国々のようになってしまいますからね。